園芸業界では知る人ぞ知る肥料『バットグアノ』とは? 何千年もの歳月をかけて完成する“特殊肥料”の驚きの効果

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上原 昇

「植物はリン酸で決まる」をモットーに、天然有機リン酸肥料『バットグアノ』を専門に取り扱う株式会社日本バットグアノで代表取締役を務める。世界中で良質なリン酸が減少し、入手が困難になるなかで、採掘国に日本人スタッフを駐留させて品質分析を行うことで良質なバットグアノを提供し続けている。

人類は古くから、さまざまな生き物の「糞(ふん)」を有機肥料として活用してきましたが、何千年も前に排泄されて化石になった糞を肥料として用いるケースもあります。それこそが『バットグアノ』。グアノは「海鳥などの糞が堆積して化石化したもの」の意味で、それのコウモリ版がバットグアノというわけです。コウモリの糞と聞くと驚いてしまいますが、実は園芸業界では知る人ぞ知る人気商品で、たくさんの農家や園芸家に長く愛用されています。40年を超えるバットグアノの販売実績を持つ株式会社日本バットグアノの代表取締役・上原昇さんに、採掘の裏話や有効な使い方について教えてもらいました。

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