ノコギリ業界の大逆転劇。1億5千万枚売れた「替刃式ゼットソー」が大工に認められたワケ

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近藤高弘

株式会社岡田金属工業所常務取締役。1973年生まれ。1996年同社入社。鋸課・タガネ課・検査課・商品企画課を経て、2009年取締役。2017年に現職に就任。

1970年代、大工たちにおもちゃと揶揄され認めてもらえなかった「替刃式のこぎり」。今では当たり前となった替刃式だが、かつてはすべてののこぎりが「目立て」という職人技で再生されていた時代。そんな苦難な時代に、替刃式のこぎりゼットソーを開発した岡田金属工業所はいかに普及させていったのか。そこには、「こののこぎりが売れなければ我が社は終わり…」と背水の陣で臨み、一心不乱に奮闘した男たちの物語があった。

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